2017年11月28日
坂出LNG基地視察
クリーンで環境に優しい液化天然ガスを、マレーシアより海上運搬し、荷揚げ後気化して天然ガスに戻す施設であります。
高圧導管によりまして、坂出火力発電所と繋がっており安定して天然ガスを供給しております。
土佐沖には、メタンハイドレートが存在し高知県において、天然ガスの改質(GTL)の精製工場の誘致の可能性もあると思っております。
国産燃料にて、高知県側で発電し瀬戸内へ供給出来る可能生もあり、メタンハイドレートの開発に大変期待しております。
続いて、坂出火力発電所に移動
1号機2号機は、天然ガスを燃料としコンバインドサイクル発電施設を中心に視察いたしました。
「汽力発電方式」と「ガスタービン方式」を併用した「コンバインドサイクル発電方式」
ガスタービンが回した後の排ガスの熱で蒸気を作り、蒸気タービンを回すことで発電します。
熱効率が約60%と高く、エネルギーの有効活用と環境に優しい発電に繋がります。
3号機4号機については、三菱化学のコークス炉ガスと重油原油、4号機については天然ガスも燃料として使用出来る施設です。
原発停止時、老朽化していた2号機を稼働させ電力の電力の維持に大変活躍した施設は、現在廃止されており隣接して、新しく更新された「コンバインドサイクル発電方式」の最新鋭の新2号機が建設され稼働しておりました。
四国の時々刻々と変化する電気需要に合わせて、それぞれ特性のある発電方式をバランスよく組み合わせる「ベストミックス」について調査することが出来ました。
2017年11月27日
本日は、本川揚水発電所及び高知分水第1発電所を調査することが出来ました。
分水第1発電所は、四国でもトップクラスの発電コストの有利な発電所に位置付けられており、水源は吉野川よりの高知分水であり、分水第1より第4まで無駄なく活用されております。
今回視察の第1発電所は、既存施設が地滑りの危険があり発電所の地下への構築の工事が完成した施設であります。
次に、本川揚水発電所については原子力発電の夜間電力で揚水の想定しておりましたが、現在は太陽光発電の余剰電力で昼間も、稼働する時期がある事実をしりました。
柔軟に起動できる揚水発電の有利性を視察できました。
明日は、坂出火力発電所を視察出来る予定です。
2017年11月23日